からの週末20220108(土)
青学とヤクルトと錦鯉

▼2022という年号をはじめてタイプしました。あけたんですね、新年が。本年もよろしくお願いいたします▼実家で3日間をすごしたのだけれど、これぞ寝正月だった。とにもかくにも寝ていた。夜に布団に入っては12時間ぐらい眠り、昼ごはんの晩酌ビール後にソファーでうたた寝し、甥っ子が遊びに来て晩ごはんを一緒に食べたはずなのに、気がついたら寝落ちしていた。寝ている時間の長さもその多幸感も、いろんな意味で人生最良の寝正月であった▼ただ、なんだか勘定があわないのが、それだけ寝ていたくせに、めちゃめちゃエンタメ尽くしの年末年始でもあったということ。携帯のメモを振り返るとけっこうすさまじい▼①劇的な展開はないのに、おもしろいというすごさ。ひうらさとる、アフロ田中を好きな理由を語る/②メジャー・大谷特集。4試合で13四球! その時大谷は「スキルアップのチャンス」という心境だったという。どんだけ前向きなんだよ!/③芸人先生、再見、爆笑問題。直感が必ず先。理屈はそのあと。この順番さえ間違えなきゃ大丈夫/④アナ・デ・アルマス/⑤龍馬と土方が相棒だったら? 設定の妙。俳優たちの輝き/⑥箱根駅伝。駒澤圧敗。速さではなく強さとは?/⑦養老孟司。好きなことをやるにはいろんなことがついてくる。そのついてくることには嫌なこともある。では、どうするか? 仕事を変えるか、自分を変えるか? だったら、自分を変えて嫌いなことを好きになったほうが早い▼われながら縦横矛盾というか支離滅裂というかだが、あれだけ寝ていたのにテレビほかを見まくっていた。①は『本当にすごい漫画はコレだ!2022』というテレビの特番で、②はNHKの特集。東京の自宅でも録画しておいたのだが実家でも録られててそれを見て新年早々衝撃を受ける。④はテレビじゃなくて映画。地元から新横浜まで戻ってからの寄り道で、ダニエル・クレイグ版007の最新&最後の作品を映画館で。同作に出演している女優が気になって調べたら同じくダニエル・クレイグの映画『ナイブズ・アウト』でヒロインを演じていた人で(嘘をつくと吐いちゃうという役柄が探偵もののヒロインとしては絶妙!)、あぁ、あの人『ナイブズ・アウト』でもめちゃめちゃよかったのに忘れてるってどういうことよと最近名前覚えがさらに悪くなってて覚えようとしたメモだった。ちなみに、映画でいえば、『マトリックス リザレクションズ』も帰省時の寄り道で、学芸大学から横浜へ行って同作を見てからの豊川だった▼受信料を倍額ぐらい払ったほうがいいのではってぐらい、またしてものNHKだが⑤のドラマもおもしろかったし、メモには残っていないけれど、年末の『岸辺露伴は動かない』の3話も素晴らしかった▼そして⑥。⑥については昨年の阪神のこともあって、本当に考えさせられた。実は、三軒茶屋に住んでいた頃から〝ご近所さん〟的親近感で駒澤大学推しの私なのだが、それとは別にひとりの卒業生として明治大学も応援していたのだが、両校ともに〝速さ〟はあったが青山学院には〝強さ〟があった、ように感じた。阪神が敗れたヤクルトもそうだし、M-1でオズワルドが勝てなかった錦鯉にも〝強さ〟があったような気がしてならない。じゃあ、強さってなんなのか? それはまだ言語化できないけれど、少なくとも昨年まで考えてきたものとはちょっと違う角度から〝強さ〟について近づけそうな予感がある▼こうして振り返ると、お前はいつ寝てたんだってぐらいエンタメ正月でもあったのだなぁ。いやはやいい感じではじまった2022ですが、今年の目標漢字である「動」でGOしていきたい。そして、正月でなくてもいっぱい寝て、かつ、エンタメ三昧の日々をすごしたいものだ(唐澤和也)